CBT終わりました
随分ご無沙汰してます
もちぐまです
CBTとOSCEが終わって、やっと春休みがきました。
年が明けてから、
期末テストが一月中旬に早まり、合ゼミで一月晦日に発表があって、二月は専らCBTというどう足掻いても絶望みたいな過密スケジュールでしたが、
5階(わたしの研究室は5階にあります)と放浪組の面子で肩を寄せ合いなんとか乗り切りました。
乗り切ってやりましたよ。
合ゼミ(合同ゼミ)は感染症系の研究室が集まって、各々の特色を生かした発表をすることで室の垣根を越えたディスカッションや気づき(この言葉嫌い)を得ようという試みのもと行われている内輪の月一イベントです。
年に一回発表の場が与えられるのですが、ポスター発表に引き続き毎日楽しいマグヌードル生活で2キロ増えました。
うちのラボは全編英語でお届けするみたいな暗黙の独自ルールがあり、
先生におんぶにだっこでなんとかパワポ修正してもらって、
文言は自分で何とかしろとのことだったのですが、
発表する段階ではもうどうすることもできないので開き直ったら案外うまくいきました。
よかったです本当に。
その日は久々に人の作ってくれたあったかいものが食べられて楽しかった。
それから二月はずっとCBT対策でした。
OSCEも同時期開催でしたが、そちらは正味前日にらぼでみんなと一通り練習したくらいです。
問題はCBTです。
内容に触れると確実にまずいし、
どちらかというとどんな勉強したかのほうが人様のお役に立てそうなのでその話しかしませんが、
わたしたちの学年が初施行ということで、
前情報や過去問やその他先立つものがまるでなかったので、
みんな胎内巡り並みの手探りで勉強してました。
あるものは研究室に伝わる先代の残してくれた国試の参考書を読み解き(二派閥あり)
あるものは ”コアカリキュラム” と名の付く教科書を片っ端 一からまとめ(時間に余裕のある人におすすめ)
わたしたちの学年の片手で数えられるくらい成績上位のみんなは、
何年か分の国試を分野ごとにまとめてご丁寧に市井の我々にもわかりやすくお手製の解説までついた、模試とお勉強会をしてくれました。
そしてわたしはというと、
二月上旬はその一から手入力の模試をありがたく縮小コピーし、
一枚一問ずつB5ノートに張り付け、
自分で調べた解説もつけるというやり方をしてました。
要領の悪い私は下旬になってから気が付いたのですが、
これは恐ろしく時間のかかるやり方です。
頭には入るのですが、何分国試なので聞いてくる知識が深すぎる。
かき氷でいうと、細長いスプーンで同じところばっかり掬っていって、
夏に見る地面に空いた蝉の穴みたいなことになるのです。
本当は表面を少しづつまんべんなく掬っていって、
やがて一番下にたどり着くのが理想です。
だから途中(試験一週間前)で上記①の作戦にシフトチェンジしました。
丁度その頃は6年の先輩が国試からやっと解放された時だったので、
そのたくさん書き込みやゴロの入って大事なところが一目瞭然な素晴らしくありがたい参考書をお借りして、範囲を5回くらいずつ読みました。
あとは、デキル人たちが愛用してるマインドマップの、
あのシナプスみたいな形が苦手だったけど、直接文字をつなげて同じことをしたら案外頭に入ることを発見したり、
医学部の図書館で返却棚にあった ”できった内科” てなのを戯れに開いたらおっそろしく簡単に説明されてて、
積極的におこぼれにあずかるスタイルでいったりしました。
腎臓とか試験の案内始まる5分前に読んだだけで利尿薬頭に入るしとってもおすすめです。
それから、入学当初に買った赤いコアカリキュラムのなんたるかみたいな本の目次が、まんま出題される科目のまとまりになってるので、そこを見てどの範囲が重複してるのか作戦立てるともっと勉強しやすいと思います。
あとは、知ったのは一社だけですがCBTの練習問題ソフトのようなものが市販されていて、それも最後一週間だけでしたがTOTTEMOお世話になりました。
大量の問題があってお勉強のし甲斐があることが逆に裏目に出て試験日までにやり切れず自信喪失につながる恐れもありましたが、なんとか最低限目標にしてた基礎応用はやり遂げました。
臨床科目は授業を受けたことのある科目だけになっちゃいましたが…
それでも、おかげで目前時期に随分みんなの話についていけるようになったので、
教科書を読むだけじゃなくて自分に問題を出して勉強するタイプの人にはお勧めです。
今のところ思い出すのはこんなものですが、どこかで誰かのお役に立てるといいなあ。
とにかく、全部終わって春休みを手に入れた夜のビールは最高でした。
今春はもうこの地を飛び出せる予定はありませんが、これもまた一興ということで楽しく李徴と紐で遊ぼうと思います。
それではみなさん良い春休みを